【姿勢が悪い人にお薦め!】ベアフットラン(裸足ラン)で姿勢矯正できるわけ
2024年5月19日
◆仕事や勉強の息抜きに。。。
整体師に言われたショックな言葉
「君、姿勢悪いねえ」
香港に住んでいた時、自称姿勢バランサーを名乗る整体師さんから言われた言葉です。
日本人向けフリーペーパーにお試しコースが載っていたので軽い気持ちで行ったのですが、ショックでした。
というのは管理人はそれまで30年近く毎日ランニングを続けてきて、肩こりとも無縁の健康生活を送っていたので、
「どこも直すところはありませんね、スーパーボディです」
と言われることを期待していたからです。
先生からは立て続けに、
「運動してないんでしょ。した方がいいよ」
と言われたので、さすがに少しムッときて、
「30年間毎日走ってますけど」
と言ったら、
「どうせ悪い姿勢で走っているんでしょう」
と言われたのです。
それ以来、走っている最中に街中のショーウィンドウなどで自分の走っている姿勢をチェックするようになりました。
でも、相変わらず
とてもいい姿勢で走っているじゃないか
と思っていました。
ベアフットランとの出会いは「ターザン」
暫くして帰国した後、恵比寿駅のキオスクで売っている雑誌に目が止まり、衝動買いしてしまいました。
健康雑誌ターザンです。
何気に買ったターザンでしたが、その中で裸足ランの特集をしていました。
最初は
「裸足で走るなんて冗談だろう?」
くらいにしか思っていなかったのですが、2009年くらいから米国で流行りはじめて、日本でもその次の年くらいから裸足ラン人口が増えているらしいとのこと。
なにより、裸足ランは体幹やインナーマッスルを普通のランニングより鍛えられて、その結果姿勢も抜群に良くなるらしいのです。
ゼロドロップシューズが良い2つの理由
香港で姿勢に難癖を付けられて以来、少し自分の姿勢に自信がなくなっていた私は早速試してみることにしました。
始めに断っておきますが、裸足ランと言っても素足で走るわけではありません。
中には素足で走る人もいるらしいのですが、ほとんどはゼロドロップシューズと言って、靴底が薄くて踵が上がっていないシューズを履いて走ります。
ゼロドロップシューズ(またはベアフットシューズと呼ばれることもありますが)を履いて走ることで姿勢が良くなる理由は2つあります。
一つは立っている時の姿勢からして違います。
下の図を見て下さい。
踵が上がっていると、人は真っすぐに立つために膝を少し曲げたり、首を少し前に出したりしてバランスを取ろうとします。
お腹が出たり、猫背になったりするわけです。
二つ目は、姿勢保持筋とも言われるインナーマッスルが自然と鍛えられることです。
実際にゼロドロップシューズを履いて走ってみれば分かりますが、薄底のため地面からの衝撃がガンガンに伝わってきます。
そのため自然と体のバネで衝撃を吸収する走り方になります。
体のバネというのは体のどの部分というように説明するのは難しいし、バネの使い方を教えられても簡単にできることではありませんが、自然とバネを使えるようになるのがいいのです。
ふかふかの高機能シューズを履いていれば使わないインナーマッスルを自然と鍛えることができるわけです。
現在ベアフットラン(裸足ラン)をするようになって10年が経過しましたが、日常生活でも体幹を意識できるようになり、姿勢が良くなったと感じます。
香港の姿勢矯正の先生に姿勢が悪いと言われた時は、どこが悪いのか分からなかったのですが、今となってはよく分かります。
またアジアに住んでいると気づくのですが、日本人は総じて姿勢が悪いですね。
大体、腹が出て、首も前に出ている姿勢の人がとても多いと思います。
そのような人たちには是非裸足ラン、またの名をベアフットランニングをお薦めしたいのです。
ベアフットランにはノウハウが必要
でも、これを続けるにはちょっとしたノウハウが必要です。
2010年から始まった日本のベアフットランニングブームが早々に冷めてしまったのは、あまりにも多くのベアフットランナーが故障して離脱したからだと言われています。
素足感覚で走ると気持ちいいためついつい走りすぎてしまうのですが、そこを抑えて徐々に始めないとかなりの高確率で故障してしまいます。
管理人はそれまでランニング歴30年だったのに、ふくらはぎ痛、足底筋膜炎、中足骨疲労骨折と一通りの怪我に見舞われてしまいました。
幸い軽傷で済んだので大事には至らなかったのですが、最初の1-2年は要注意です。
でもそれを乗り越えれば、お金では買えない素晴らしい健康体が手に入るのです。
ケガをせずにベアフットランを始めるには?↓
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