【足がつったあああ!】こむら返りの予防にもなるベアフットランニング
2024年5月19日
夢の中で万歳した瞬間、ふくらはぎがつり激痛に襲われ、思わず目が覚める。
30秒ほど凝固したふくらはぎをさすりながら、もがき苦しんだ後も鈍痛が残る。
こんな経験はありませんか?
オヤジになると眠りが浅くなり、ただでさえ貴重なはずの睡眠時間が削られてしまうのも痛いですね。
管理人は5年くらい前まで、このようなこむら返りによく襲われていました。
特に、深酒した夜は危険です。
アルコールを飲むと体内の水分が奪われ、体の電解質のバランスが崩れるのが悪いらしいです。
聞くところによると、同じような経験がある人は結構いるようで、ネット上にも原因と対策が沢山載っています。
対策としては、湯舟に浸かって体を温めたり、ストレッチをしたり、栄養バランスに優れた食事を摂ることなどがお薦めのようです。
でも、これで100%治ることはないのではないでしょうか。
そこで管理人が九分九厘治る方法を伝授したいと思います。
それは、ベアフットランニングです。
管理人は10年ほど前にベアフットランニングを始めましたが、徐々にこむら返りになる回数が減り、ここ5年は全くといっていいほどなっていません。
こむら返りは加齢によってその頻度が増えると言われているのにです。
これは絶対にベアフットランニングの効果だと思っていたのですが、それを裏付ける情報が全く見つかりませんでした。
もしかするとこれは凄い発明で論文発表しようかと思っていたくらいなのですが、3年ほど前に遂にネットで見つけました。
それがこれです。
この記事の最後の方に、とっておきの予防方法としてSand Trainingが紹介されています。
砂浜でやるベアフットランニングのことです。
こむら返りというのは、筋紡錘の感度が上昇して、腱紡錘の感度の低下することで起こるようです。
筋紡錘というのは、筋肉の伸び過ぎを検知して、筋肉に収縮するように命令を出す司令塔です。
一種の無条件反射ですね。
もしこの司令塔が働かないと、筋肉は断裂してしまいます。
腱紡錘というのは、アキレス腱などの腱の伸び過ぎを検知して、筋肉に緩めと命令を出す司令塔です。
腱が伸びるのは、それに付いている筋肉が収縮して腱を引っ張るためです。
その筋肉に緩めと命令するということは、筋紡錘とは逆の命令を出す司令塔だとも言えます。
これが働かないと、腱が断裂してしまいます。
つまり、こむら返りというのは筋紡錘の感度が良すぎて、逆に腱紡錘の感度が鈍いために起こる現象ということになります。
機械でも同じですが、センサーの感度が良すぎたり悪すぎたりすると、うまく作動しません。
例えば、自動ドアで物体検知センサーの感度が良すぎると犬が通っても開いてしまうし、逆に感度が悪すぎると何度もセンサーに向かってアピールしないと開きません。
それと同じで筋紡錘や腱紡錘も、ちょうど良い感度というのがあるのでしょう。
その感度が加齢に伴い狂ってくるため、加齢とともにこむら返りに悩まされる人が増えるのだと思います。
またここ60年くらいかけて発展してきたシューズは、着地の衝撃を和らげるクッションがふんだんに使われています。
すると、着地に伴い筋肉や腱に伝わるべき衝撃が軽減されます。
一見いいことのように思えますが、人類誕生から20万年かけて進化してきた体にとっては、制御システムを狂わせる要因となってるのでしょう。
本来、もっと強い衝撃があるはずなのに、いつも弱い衝撃しか来ないため、弱い衝撃で筋紡錘や腱紡錘を働かせるようになる。
そのため、筋紡錘や腱紡錘の制御システムが過敏になり、本来反応する必要のない刺激で反応してしまうのではないでしょうか?
それがベアフットランニングにより、人間が本来持っている感度に再調整されるというわけです。
出来過ぎた後付け理論のように聞こえるかもしれませんが、管理人の体が身をもって証明しています。
5年に渡ってこむら返りになる頻度が減り、その後の5年間は全くなっていないのは偶然ではないでしょう。
専門家による更なる研究に期待したいところです。
P.S.
ベアフットランニングは徐々に始めないと九分九厘怪我をするので、もし始めようという方にはこちらの記事を参考にされることをお薦めします。
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