【Saguaro一択!】ベアフットランに圧倒的おすすめのゼロドロップシューズ
2024年3月12日
ランニング歴42年、うちベアフットランニング歴11年の管理人が、失敗しながらも試行錯誤しながら辿り着いたおすすめのベアフットシューズを紹介します。
コスパ抜群、かっこいいデザイン、耐久性にも優れた超おすすめのシューズです。
ベアフットラン用のシューズはゼロドロップシューズともいわれます。
まずはその説明からどうぞ。
◆仕事や勉強の息抜きに。。。
ゼロドロップシューズとは?
ベアフットランニングといっても、ほとんどの人は裸足でランニングするわけではありません。
広大なビーチや芝生が家の近くにあれば、毎日裸足で走ることもできますが、そんな人は限られるでしょう。
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代わりに裸足感覚に近いシューズで走ります。
一般的に、下記の3つが満たされると裸足感覚に近くなります。
- ソールが薄い
- ソールが柔らかい
- つま先と踵の高低差が少ない
後者については4mm以下がベアフットシューズとしての暗黙の基準になっているようです。
普通のシューズは10mm以上あります。
ゼロドロップシューズとはこの高低差が0mmのシューズです。
管理人はゼロドロップシューズばかり10足持っています。
このうち手前の5足がトレーニング用、奥の5足が普段履き/ビジネス用です。
ゼロドロップシューズの効果
なぜゼロドロップシューズばかり持っているのか?
それは下記のように多くの利点があるからです。
姿勢が良くなる
二足歩行の人間にとって、まっすぐ立つのが一番エネルギー効率の良い立ち方です。
そのため少しでも前後左右に重心がずれていると、足首や膝や腰などの関節を使ってバランスをとろうとします。
踵が上がったシューズを履くと前に重心が移るため、膝や腰や首の関節でその分のバランスをとろうとします。
そのため、反り腰になったり首が前に出た猫背になったりして、腰痛や肩こりの原因にもなります。
姿勢が良いか悪いかは自分では分かりにくいものです。
管理人も整体師の先生に指摘されて初めて分かりました。
【姿勢が悪い人にお薦め!】ベアフットラン(裸足ラン)で姿勢矯正できるわけ
フォアフット着地に走り方が矯正される
日本人ランナーのほとんどは踵着地といわれていますが、①着地で一旦ブレーキがかかるため効率が悪い、②膝が伸びた状態で着地するため膝や腰への負担が大きい等のデメリットが指摘されています。
これに対してフォアフット着地やミッドフット着地では上記のデメリットを克服できます。
よくある誤解は、フォアフット着地とは「つま先で着地すること」と思ってしまうことです。
実は管理人も最初はそのように思っていました。
でもつま先で走ると、ぴょんぴょん飛び跳ねるような走り方になってかっこ悪いし、ふくらはぎにばかり負荷がかかって長い距離を走れないんですよね。
「じゃあ、どうするんだ?」
ということですが、フォアフット着地は言葉で簡単に説明できるほど簡単ではないんですよね。
そしてこれを自然に習得できるのがゼロドロップシューズです。
これを履いて走れば、踵着地はフォアフット着地かミッドフット着地に自然に矯正されます。
底が薄いため、踵着地では痛くて走れないんです。
体幹が鍛えられる
ゼロドロップシューズを履けば分かりますが、着地すると地面の硬い感覚が直に伝わってきます。
そのため、
「ちゃんと体全体で衝撃を受け止めないと怪我しちゃう」
と体が勝手に反応して、自然と大きな筋肉、つまり体幹で衝撃を受け止めるような走り(または歩き)になります。
そうすればしめたもので、歩いたり走ったりするだけで体幹トレーニングになります。
管理人は特に腹筋トレーニングはしていませんが、腹筋は割れています。
若返る
薄い靴底を通じて地面からの衝撃が伝わってくるため、骨が刺激されて強化されます。
「別に骨が強くならなくてもいいよ」
という方もいるかもしれませんが、骨は刺激を与えないとどんどん弱くなっていくようです。
これは昔、タモリと山中教授の番組でやっていました。
それだけではありません。
この番組によると、骨に刺激を与えることによって記憶力、免疫力、生殖力を強化する若返りホルモンのようなものが出るらしいのです。
普通のランニングシューズを履いて走ってこれなので、ゼロドロップシューズで走ればもっと大量に出ることは明らかでしょう。
ちなみに同じ有酸素運動であるサイクリングには、こうした効果はほとんど期待できないそうです。
骨への衝撃がないからです。
厚底シューズが履きこなせるようになる
最近はカーボンプレート入りの厚底シューズが大人気で、箱根駅伝等を見ると、ほとんどのランナーが厚底シューズを履いています。
ところが厚底シューズを履けば誰でもタイムが良くなるけではなくて、厚底シューズにあった走り方を習得する必要があります。
それはフォアフット着地です!
更に体幹でしっかりと着地の衝撃を受け止める走りをしていないと、せっかく反発力の高いカーボンプレートから推進力をもらえません。
つまり、ゼロドロップシューズで日頃からトレーニングしていれば、自然と厚底シューズにあった走り方が身につき、レースで好タイムが狙えます。
短時間で効率の良いトレーニングができる
ビジネスマンは多忙です。
仕事や付き合いの合間を縫ってトレーニングの時間を作るのは難しい人も多いでしょう。
そんな人にゼロドロップシューズで走るベアフットランは最適です。
管理人は毎日5kmくらいしか走りませんが、普通のシューズで10km走るくらいの効果があると思っています。
いつもペタペタのシューズで走っているので、足にかかる負荷が高く、それを体幹全体で受け止めながら走っているのでトレーニング効果が非常に高いのです。
なんとなくダラダラ長時間勉強するよりも、短時間で集中して勉強する方が成績が上がるのと同じです。
足がつらなくなる
これは科学的に実証した人はいませんが、管理人が身をもって体験して、自信を持っていえます。
昔はよく足がつることがあったのですが、10年前にベアフットランを始めてから徐々に回数が減り、5年前からは全くつらなくなりました!
詳しくはこちらの記事をご覧下さい↓
【足がつったあああ!】こむら返りの予防にもなるベアフットランニング
ケガしなくなる
でも世間一般にいわれている一番大きなメリットは、ケガをしなくなることのようです。
こちらの本に、そのことが科学的に書かれています。
著者は30年連続してサブスリーを出し続けている医学博士なので、管理人なんかがいうより説得力抜群です。
今まで履いたベアフットシューズの感想
管理人が今まで試してきたベアフットシューズの感想を簡単にご紹介します。
ニューバランス MT10
10年前、健康雑誌のターザンを見てベアフットランを試してみたいと思い、始めて買ったシューズがこれです。
NB公式 – 店舗ニュース – オススメ ランニングシューズご紹介 から抜粋
これはニューバランスのミニマスシリーズです。
ロード用がMR10で、トレイル用がMT10なのですが、デザインがかっこいいのでトレイルランをしないのにMT10を買いました。
つま先と踵の高低差は4mmでゼロドロップではないのですが、初心者には十分にベアフット感覚を味わえます。
その頃管理人はスニーカー/ジーンズOKの会社に勤めていたので、会社にも履いて行っていました。
重量200gと軽く、耐久性もありおすすめです。
ニューバランス MT00
次に買ったのが同じミニマスシリーズでゼロドロップのMT00です。
なぜ最初からこれを買わなかったのかというと、当初MT00はなかったのです。
ゼロドロップが発売されるということで、飛びついて買いました。
New Balance Minimus Trail Zero and Road Zero Review から抜粋
重量は130gとMT10より更に軽くなり、ゼロドロップなので、より裸足感覚に近くなりました。
嬉しくてこればっかり履いていました。
ただ残念だったのは、極限まで軽量化したアッパー素材が薄すぎて、結構早い時期に切れてしまいました。
たまたま不良品だったのかと思い、もう一足買ったのですが、またもやすぐに切れてしまいました。
ちなみにMT10もMT00も2012年頃に買ったのですが、その後、まもなく販売中止になりました。
ベアフットシューズは普通のシューズから急に切り替えると故障するのですが、訴訟大国の米国でPL訴訟が相次いだためといわれています。
その後、また復活したのですが、「MT00のアッパーがすぐ切れる」というようなコメントが見当たらないので、改善されたのだと思います。
これさえ改善されればおすすめです。
また、
ベアフットシューズは普通のシューズから急に切り替えると故障する
ということで不安になった方は、是非こちらを読んでみて下さい。
一通り故障を経験した管理人が、失敗から学んだ故障しないノウハウが書かれていますよ。↓
【故障で脱落者続出】のベアフットランニングで故障しない方法はこれだ!
ビブラムファイブフィンガーズ
次にベアフットシューズの定番、ビブラムファイブフィンガーズです。
つま先が5本指に分かれているので、普段履きにするのはさすがに恥ずかしいですが、トレーニングには最適です。
このシリーズは沢山買い替えたのですが、今もあるのはこの一足です。
結構値が張るので、後で出てくるSaguaroを普段のトレーニングに使用しているのですが、出張時にはいつもこのシューズを持参しています。
ホテルのジムでも次に出てくるワラーチのように拒否されることもなく、裸足感覚で堂々とトレーニングができます。
価格と普段履きには恥ずかしいというのが欠点です。
LUNA SANDALS(ワラーチ)
次に究極のゼロドロップシューズ、ワラーチです。
ワラーチとは、メキシコの北西部アメリカ州の先住民族タラウマラ族が履いているサンダルです。
日常的に160kmも走っている民族のようです。
この民族は古タイヤを切り取って革紐を付けて自作しているのですが、米国のLUNA SANDALSというメーカーがいろいろなモデルをネット販売しています。
管理人はこれを結構な回数、個人輸入しました。
多分、10種類は買ったと思います。
年に何度かセールをやっていて、そこで買えば安く変えますが、ほとんどは100ドル以上します。
2万円近くするモデルの多いビブラムファイブフィンガーズに比べると安いのですが、米国からの送料も考慮すると結構な買い物です。
また、関税や消費税を節税しながらお得に個人輸入できる条件をまとめてみた。で解説したように、シューズには16,666円以内なら免税という特典もないため、日本の税関でしっかりと関税と消費税を徴収されます。
https://rungeek2.rikei-logistics.com/tax-exemption
中にはソールがかなり薄いモデルもあり、街中で履いていると「古代ローマ人」を見るかの如く、通行人から足元をジロジロ見られるのも欠点です。
また、出張先のホテルによっては、ジムへの入館を拒否されることもあります。
サンダルでランニングマシンの上を走られると安全上問題があるとの理由です。
こちらの体験記、及び対策についてはこちらで書いています。↓
【出張ラン】出張続きの忙しいビジネスマンでもランニングを継続する方法
ちなみに、サンダルで走るというと「親指と人差し指の間で紐が擦れて痛いのでは?」という感じがしますが、その心配は全くありません。
圧倒的におすすめはSaguaro(サグアロ)
このように10年間に渡り、数多くのベアフットシューズを試してきた管理人ですが、最近はSaguaro一択です。
「なにそれ?」
という、ほとんどの人が聞いたことのないブランドだと思いますが、管理人もそうでした。
調べてみたら中国ブランドのようでした。
管理人は中国にも住んでいたことがあり、とても良い人も沢山いる国だったので、決して中国ブランドに対する偏見があるわけではありませんが、
「日本語のような名前を付けて、高品質を装っているのだろう」
と思っていました。
(その後、サグアロは日本語ではなく英語で、アメリカ南西部からメキシコ北部に分布する高さ12mほどになるアメリカ最大のサボテンであることが分かりました)
でも2,000円弱!と格安だったので、ダメ元で買ってみました。
それがこれです。
2年くらい前に買って、ランニングにも普段履きにもフル回転なのですが、今も現役です。
さすがに中敷きはヘタって穴が空きましたが、中敷きなしで使って半年以上経ちます。
全くもって壊れません!
しかも中敷きがない方が地面の感覚が直に伝わってきて、裸足感覚マックスです。
今では2人の兄弟も仲間入りしました。
デザインもかっこいいし、耐久性も抜群なので、これからもずっとSaguaroを買い続けるつもりです。
管理人はタイにいる時に買ったので、LazadaというECサイトで購入しました。
タイには在庫を持っていないようで、注文のたびに一足ずつ中国から送られてくるのに約60円という格安の送料でした。
もちろん関税とVATもただです。
タイは約4,000円までの海外通販での買い物は、関税/VATともに免税なのです。
調べたところ、日本では在庫販売している業者がいくつかあるようです。
ビブラムファイブフィンガーズの章で書いたように日本ではシューズの免税枠がないため、海外通販から個人輸入してもうまみがありません。
日本で卸売価格で仕入れて販売している業者がいることは、ありがたいことですね。
タイよりも少し高いものの、3,000円くらいから買うことができます。
他のベアフットシューズと比べて圧倒的に低価格、デザインも耐久性も素晴らしい!
これは文句なしにおすすめです。
【注意】
最近はSaguaroのブランド価値が上がっているようで、偽物が出回るようになっています。
タイのLazadaで注文したところ、本物そっくりのデザインながら聞いたこともない「sport.Z」というブランド名が入った偽物が届きました。
しかも2足頼んだのに1足だけ。。。
Lazadaで注文すると中国からの直送なので要注意です。(2022年12月現在)
管理人はタイの友人宅に届けてもらったので受取時に確認できず泣き寝入り。
日本で注文するなら安心です。
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