【カンボジアで犬に噛まれた!】狂犬病を恐れずにランニングするための豆知識
2023年10月9日
◆仕事や勉強の息抜きに。。。
野良犬の撃退法
東南アジアでの夜ランは野良犬との闘いでもあります。
今まで何度も修羅場をくぐってきたので、追っ払い方には自信を持っていました。
野良犬に吠えられても怖がったら負けです。
逆にそちらに向かってダッシュする素振りをして、
「オラッ!」
と威嚇の声を発するだけで、大抵はキャンキャンいいながら退散していくものです。
相手が3匹以内ならこれで何とかなります。
しかし4匹以上いる場合は、
「出直してきます」
と言って違う道に行くようにしています。
唯一の敗北
その日の相手はたったの1匹でした。
夜中に屋台街を走っていたところ、屋台の裏からこちらの道に向かって走ってくる野良犬が左前方に見えました。
いつものように野良犬に向かって一歩踏み出し
「オラッ!」
と威嚇したのに、敵はものともせず私の左足のすねに噛み付いたのでした。
追っ払った後に敵の顔を見たら、ヨダレのようなものが光っていました。
決して油断してわけではないのですが、私の完敗でした。
当時ランニング歴38年にして初黒星を喫してしまったのです。
しかも場所はカンボジア。
日本はもう50年以上も狂犬病患者が出ていない狂犬病フリーの国ですが、カンボジアは
「野良犬を見たら狂犬病と思え」
という国です。
狂犬病は意外と怖くない
更に時間は夜の11時。
出張中で夜の会食後に、酒抜きのための飲酒後ラン&出張ランをしていた最中だったのです。
幸い深い傷ではなかったため、そのままほろ酔い気分でホテルに帰ってからシャワーで2,3分すすぎました。
妻にLINEしたところ彼女は狼狽していたのですが、ネットで調べたところ発症すれば100%死ぬが、24時間以内に狂犬病ワクチンを接種すれば発症することはないとのことだったので、次の日の朝に病院に行きました。
これがその時の診断書です。
先生によれば狂犬病ウィルスが脳に入ると死ぬが、ウィルスは一日にせいぜい数センチしか血管の中を進まないため、管理人のように足を噛まれた場合にはそんなに急ぐこともないのだそうです。
ただ首など脳に近い箇所を噛まれた場合には、すぐに脳に達してしまう恐れがあるため、一応24時間以内にワクチンを接種しないさいということになっているだけだと教えてくれました。
「何も心配することはないわよ」
とスマイルまでする余裕。
なんと肝の据わった先生!
「さすがは狂犬病先進国のカンボジアで長年先生をしているだけのことはある」
と感心してしまいました。
更に、今後海外で野良犬に噛まれるかもしれないランナーの皆さんの参考までに申し上げておきますね。
狂犬病の予防接種をしても、噛まれた後24時間以内のワクチン接種が推奨されることは同じだそうだです。
管理人は予防接種をしていなかったため噛まれた翌日、3日後、7日後、14日後、28日後の計5回の接種が必要でしたが、予防接種をしていれば翌日と3日後の2回接種に回数が減るだけです。
しかも予防接種は3回も打って3年しか効果がないようなので、ムダだとさえ思いました。
赴任前ワクチン接種メニューに狂犬病も入っている場合には再考した方が良さそうですね。
まとめ
最後に、管理人がこの体験から学んだ教訓をランナーの皆さんと共有して終わりたいと思います。
- 狂犬病にかかって狂った野良犬に威嚇は効かない
- 狂犬病は病院に行ける環境であれば怖くない
- 狂犬病の予防接種はムダである
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